イギリスの医療システム
イギリスの医療制度は、NHS(National Health Service)という、無料の医療保険による診療と、プライベート医療の2種類に分かれています。
NHSは、国の公的な医療サービスで、1年未満の滞在者は加入できないので、救急医療しか受けることができません。
そのため、1年未満の滞在者は、原則、プライベート医療を受けることになります。
(外国人でも、1年以上の滞在者や、永住目的の人、イギリスの社会保険加入者、1年以上の留学コースの学生などは、NHSに加入することができます。)
イギリスでも、GP(General Practitioner)と呼ばれるファミリードクターがおり、NHS加入者は、まずGPに登録します。
病気のときはまずGPに診察を受け、必要に応じてNHSの専門医を紹介してもらう、というシステムになっています。
1年未満の滞在の場合は、プライベートドクターに診察を受けますが、プライベートドクターは専門医が多いので、よく調べて、専門を確かめておくこと、早めに予約しておくことが必要です。
プライベート医療の場合、治療費は全額負担となるので、海外旅行保険には必ず入っておくべきでしょう。
また、治療費と薬代が別なのは、アメリカと同じです。
【急病などの場合の連絡先】
■救急車 999番 消防・警察も同じ 公衆電話ではコインなしで通じる
■日本大使館 (0−171)3656500
■ボイスバンク 07000234236 01399872154
テープ案内にそってメッセージを残すと、当直の医師から連絡が来る。
緊急時のみ対応。
■ロンドン医療センター (0−181)2027272 日系総合医療センター
各保険会社の海外旅行傷害保険キャッシュレス・サービスが利用可。
イギリスでは、ほぼ無料で受けられる公的医療NHSと、有料高額なプライベート医療の格差が問題になっているそうです。
NHSで予約すると、手術が何ヶ月も先だとか、歯医者の予約も半年待ち、など。
救急で運ばれても、命に別状がなければ何時間もほうって置かれる、という状況や、ずさんな治療など、NHSへの批判は高まっているそうです。
一方、プライベート医療のほうは、保険料も高く、かなり高額な医療費がかかりますが、そのぶん、早く適切な治療が受けられるので、こちらを選んでおいたほうがいいかもしれませんね。
